2021年、プライバシー重視のウェブブラウザBraveの開発者は、GoogleやBingに対抗する独自の検索エンジンを発表しました。1年後、Brave Searchは正式に一般公開されました。そして今、Brave SearchはChatGPTへの対応として、「Summarizer」と呼ばれるAIベースの新機能を導入しています。
Brave Searchは質問に答える独自のAIを搭載
名前の通り、Summarizerは人工知能を活用し、複数の情報源に基づいて、ユーザーが検索した内容に関連する簡潔な要約を生成します。AIが生成した回答はウェブ検索結果のすぐ上に表示され、そのテキストの出典も表示されます。
しかし、Microsoft Bingなどの競合他社がChatGPTの統合を推進している一方で、Brave SearchはOpenAIのGPT技術を採用しませんでした。TechCrunchが指摘しているように、Braveのサマライザー機能は、異なる大規模言語モデル（LLM）に基づいています。
以下は、Apple の複合現実ヘッドセットの噂について質問したときに、 Brave Search の AI ( 9to5Macも情報源の 1 つとして利用) が生成した回答の例です。
AppleのMixed Realityヘッドセットに関する噂は、アナリストのミンチー・クオ氏とディスプレイサプライチェーンのアナリストが共に言及した 2022年1月から広まっていました。DSCCの論文によると、このヘッドセットは革新的な3画面構成を採用し、2つのマイクロOLED 4Kディスプレイと、低解像度の周辺視野用のAMOLEDパネルを搭載する予定です。
Brave Searchは、AI生成の要約に加えて、ニュース記事の検索結果において、キーワードだけでなく関連性の高い文章も強調表示します。Braveの検索責任者であるジョセップ・M・プジョール氏によると、Brave Searchは現在、1日あたり2,200万件のクエリを処理しているとのこと。サマライザー機能についてプジョール氏は、この機能は情報源について透明性が高く、他のAIチャットツールのように「捏造された回答」を提供しないことを指摘しました。
アクセス方法はこちら
Brave SearchはBraveブラウザに組み込まれていますが、検索エンジンを使用するためにインストールする必要はありません。どのウェブブラウザからでもsearch.brave.comのウェブサイトにアクセスするだけで利用できます。Braveブラウザについてさらに詳しく知りたい方は、公式ウェブサイトをご覧ください。
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