iPhone 11だけでなく、iPhone XSとiPhone XRにも複数カメラ同時録画機能が登場c

Appleは先週のイベントで、iPhone 11 Proで動作するFilmic Proの新バージョンをプレビューしました。このデモは実に魅力的で、アプリは複数のカメラからの同時録画が可能で、前面カメラと背面カメラを同時に録画したり、新しい超広角カメラと標準広角カメラを使ってより広い範囲を撮影したりすることが可能でした。

しかし、朗報なのは、同時マルチカメラセッションはiPhone 11だけでなく、iPhone XS、iPhone XR、そして2018 iPad Proでもサポートされているということです。

マルチカメラ録画は、iOS 13で導入された新しいAPIに依存しています。この件に関するWWDCセッションで、Appleは、これにはデバイスのハードウェアパイプラインの大幅な再構築が必要であると強調しましたが、iPhone XS、iPhone XR、新しいiPad Proモデルでは必要な変更が加えられています。

新しい API により、開発者はパフォーマンスと電力コストを意識しながらマルチカメラ セッションを開始できます。

これは、iPhone 11のご購入を検討されている方、そして既にiPhone XR/XSをお持ちの方にとって素晴らしいニュースです。2018年のフラッグシップモデルをお持ちの方は、今後数ヶ月以内にストアに登場予定の新しいマルチカメラアプリをご利用いただけるようになります。

Appleが6月にAPIを発表し、開発者に夏の間中カメラアプリへの機能組み込みに取り組む時間を与えたことから、このアプリエコシステムは強力になるはずです。そのため、iPhone 11とiPhone 11購入者が実際に試用できるようになるまで、それほど長くはかからないでしょう。Filmic Proは、マルチカメラアプリのアップデートを今年後半にリリースすると発表しました。

しかし、複数のカメラからの録画は負荷が高く、いくつかの制限があります。iPhone XSとiPhone XRでは、同時にアクティブにできるカメラの組み合わせは限られています。開発者は、アプリのロジックの残りの部分の処理量に応じて、低品質のカメラフィードを使用する必要がある場合もあります。

互換性マトリックスからわかるように、iPhone XSは背面の広角カメラと前面カメラ、背面の望遠カメラと前面カメラ、または背面の広角カメラと望遠カメラから同時に録画（または写真撮影）できます。3カメラ録画はサポートされていません。iPhone 11とiPhone 11 Proがどのような組み合わせで同時カメラストリーミングに対応しているかはまだ明らかではありません。ただし、Filmicのデモでは、プレビュー画面にiPhone 11 Proの4つのカメラからのライブ映像が同時に表示されているように見えました。

マルチカメラAPIは、9月19日に一般公開されるiOS 13の機能です。AppleはiPhone 11とiPhone 11のカメラアプリでマルチカメラ技術を採用し、ビューファインダーインターフェースのツールバー領域に、より広い範囲から撮影した画像データを表示します。しかし、カメラアプリは複数のストリームの録画を直接サポートしていません。現時点では、iPhoneユーザーはこの機能を利用するためにサードパーティ製アプリのエコシステムに頼る必要があります。

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